大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep- 感想(レビュー)
【大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-】
〜Story〜
「図書部は永久に不滅ですっ!!」
高らかに謳い上げる佳奈すけはスルーして、今日も図書部は平常運転。
他愛もない冗談を飛ばしつつ、無茶な依頼に立ち向かう。
春から代わり映えしない俺たちだが、一つだけ明らかに変わったことがあった。
それは――
俺の隣に、いつも『彼女』がいるってことだ。
周囲は、『バカップル』だの『消え去れ』だの『野生の王国』だの言うが、まったく意味がわからない。
俺は、どっちかと言えばドライな方だし、そこらの奴らみたいに人前でイチャついたりしない。
模範的カップルとして表彰されてもいいくらいだ。
「俺たち、清く正しく付き合ってるだけだよな?」
隣の彼女に問いかける。
「ぼふぉふぉふぉふぉ」
「……」
いつの間にか隣に座っていたデブ猫を、速やかに黙らせた。
今日も図書部は平常運転。
春から代わり映えしない俺たちだが、もう一つ変わったことがあった。
それは――
あの頃より、今の方が何倍も楽しいってことだ。
【シナリオ】
最初にヒロイン選んだら、そのヒロインとの後日談が始まるという一般的なFDの構成ではないでしょうか。
この後日談では、どこもちょっとした出来事を描きながらも基本は本編の補完のイチャラブ。どれもあまり長くはないですが、自分はFDは長いと中だるみするから短い方がいいと考えているのでここは高評価。でも放課後しっぽデイズのキャラはほんと短くて、俺はよかったけど人によっては不満かも。
【CG】
安定のべっかんこうさんの絵。文句なし。
背景もきれい。
【キャラ】
佳奈すけ!可愛い!ドヤ顔可愛いよおおおおお!!
あと前より桜庭がいいって思った。妄想の話が面白かったからかな。
【音楽】
BGMは本編に引き続き「彩日-さいじつ-」が好き。
OPは最初の方の演出いいね(ヒロインが歩いてるところとか、水滴を使った描写)。歌は「羊は夢見る」ってところがお気に入り。
【システム・演出】
本編と同様立ち絵の演出がすごい。背景の砂浜に足跡がきちんと描かれていた時は感嘆しました。
【総合】
「AUGUST」さん作「大図書館の羊飼い -Dreaming Sheep-」
「大図書館の羊飼い a good librarian like a good shepherd」のFDであるため、こちらを気に入った人は。
【総合評価】
B (ABCDEの五段階評価)