ハピメア -Fragmentation Dream- 感想(レビュー)

ハピメア -Fragmentation Dream-】

〜Story〜

――明晰夢――

夢の中で「これは夢だ」と気づいてしまう夢のこと。

内藤透はある事故を境に、夢の全てを明晰夢として見るようになってしまった。
だがしかし、
冬に起きたある事件をきっかけにその事故の残した物と向き合い、
幸せな悪夢は終わりを告げた。

鳥海有子。
幼い日から病を患い、入退院を繰り返していた彼女だがついに病気も快復に向かい、
休学していた学校に再び通い出す事になった。

同じ病人仲間、という訳ではないが手助けを買って出た透に半ば強引に付きまとわれ、
彼の幼なじみの咲、何かと頼れる弥生、有子と元々友人であった景子と共に、
徐々に学園生活にも慣れていく。
だがしかし、透にはどうしても振り切れない姿があった。
心を通わせ、しかし二度と出会う事の出来ない『彼女』。

それは納得した筈だった。
そして有子と『彼女』の姿を重ねる事は、
どちらに対しても不義理である事も分かって居た。

けれど彼は、何かに気付いてしまう。

「覚めない夢は無い、確かにそう言ったわ」

そこに現れる、最愛の悪夢のカタチ。

「――けれど、夢を見なくなる事も無いもの。
  ふふ、まさか気付いていなかった?」

「終わっていないのではないの、これは新しい夢。
無念と後悔と、振り切れなかった想いのカタチ。
ほんと、こんな夢ばかり見て、しょうがないんだから」

そして彼の耳元で舞亜は甘く囁いた。

「これは甘くて幸せな、終わりに向かう夢のお話」


【シナリオ】

ハピメア -Fragmentation Dream-」略してハピメアFDですが、内容は一般的にFDと聞いて思い浮かべるものよりは続編とも言えるようなストーリー展開。
前作有栖√ENDから始まります。若干蛇足感ありますが、有子、そして前作はあまりきちんと扱われていなかった舞亜が好きな人は気に入る出来になっていると思います。

自分は普通のFDみたくそれぞれのEND後のきちんと付き合っている話が見たかったので、少し残念でした。まあ有子は可愛かったけど。

【CG】

肉感的な塗りは相変わらず。
カットインがエロい。

【キャラ】

咲がめちゃくちゃ好きなんだけど、扱いが・・・

ロリ有子のえっちシーンがあったのは驚いた本当にありがとうございます。

【音楽】

BGMはあまり追加されてるものも多くないので前作とほぼ変わらず。
OPはかっこよすぎ。愛してる愛してる殺したいほどに♪ってところがお気に入り。

【システム・演出】

CGのカットインがエロい(2回目)

【総合】

」さん作「ハピメア -Fragmentation Dream-
続編のようなFD。上にも書きましたが有子、舞亜を中心に話が展開されていくのでこの2人が好きな人は十分楽しめると思います。また、前作の夢による雰囲気作りも踏襲しているためそこが気に入った人にも。

【総合評価】

C (ABCDEの五段階評価)

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