遥かに仰ぎ、麗しの 感想(レビュー)
〜Story〜
大学を卒業して教員免許を取ったものの、
教鞭をとる就職先が決まっていなかった主人公、滝沢司(たきざわつかさ)に、
上流階級の息女―お嬢様のみが通うことで音に聞こえた、
『凰華女学院(おうかじょがくいん)』から誘いが来る。
一も二も無く、その誘いに飛びついた司だったが、
指定された学院の所在地は、
案内状に書かれた『自然に囲まれ風光明媚な』という言葉に偽りこそないものの、
周囲に民家の一軒すら見当たらない半島の果てだった。
日に数本しか通らないようなバス停で降り、半信半疑のまま歩き続けること数十分。
突然視界が開け、何とも時代錯誤な西洋風の広大なお屋敷が姿を現す。
その建物に負けず劣らず、大袈裟な装飾を施された門の柱には、
そこが目指す場所であることを証明するかのように、『凰華女学院』の文字が刻まれていた。
やがて知らされる、真実の数々。
――ここは学院の『分校』として運営されていること。
――やんごとなき方々のお家事情などにより、
一般社会から隔離された少女たちのみが在籍していること。
何もかもが初耳な話ばかりだったが、全ては後の祭り。
こうして、世間から忘れ去られたような僻地に建つ女学院を舞台に、
一風変わったお嬢様たちのお相手を務める、司の教師生活が幕を開けた。
【シナリオ】
梓乃は極度の対人恐怖症だからどのようにシナリオ展開するかワクワクしていましたけどやってみるとなるほど、と納得させられました。
梓乃の心理描写が凄まじい。
なんか梓乃√の感想になってる(
分校・本校でライターが別なのでシナリオの気色が違いますが、自分はどちらも楽しめました。
分校の方は伏線を用意して最大風速で攻める感じ。本校はヒロインとの関係の積み重ねを魅せてくる感じ。
分校は栖香√、本校は殿子√がそれぞれ一番楽しめました。
【CG】
場面によって塗りがかなり変わっている印象。
合ってていいね。
以下公式HPより。
覚めているはずなのに、
夢を見ている気がした。
仁礼は桜の精みたいで。
舞い散る桜吹雪の中、
ゆめのように、まぼろしのように立っていた。
【キャラ】
仁礼栖香が超可愛い。
見た目も性格も名前の響きもどれとっても最高。
あとサブキャラで個性強い子多かったのに立ち絵がなくて残念でした。
【音楽】
OPはこの作品にとても合っていて、あまり好みな曲調ではないはずなのに何回も聞いちゃいましたw
BGMは「夜明けを運ぶ風」が飛び抜けて好き。
【システム・演出】
ビーチバレーでのハイタッチは演出として綺麗でよかった。
【総合】
「PULLTOP」さん作「遥かに仰ぎ、麗しの」
評判が良かったためやってみましたが評判に違わず楽しめました!
仁礼栖香というキャラに出会えてホント感謝です。
【総合評価】
A (ABCDEの五段階評価)