ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1- 感想(レビュー)

【ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-】

〜Story〜

元禄十四年(1701年)三月十四日。
勅使饗応役の任を仰せつかっていた播州赤穂藩主・浅野内匠頭高家筆頭・吉良上野介江戸城、松の廊下で斬りつけるという前代未聞の事件が発生した。

その知らせを聞いた五代将軍・徳川綱吉は激怒し、浅野内匠頭を即日、切腹。浅野家には城地没収、お家断絶を命じる。一方の吉良には何の御咎めもなかった。一夜にして三百人の家臣は路頭に迷い、非業の死を遂げる者もいた。

それでも、亡君の仇を討つべく立ち上がった四十六人の浪士たち。
そして、謎のタイムスリップで現代から江戸時代の赤穂に来てしまった主人公の深海直刃(ふかみすぐは)。
赤穂浪士の運命に翻弄されつつも、浪士と共に仇討ちへと驀進する様を描いた時代劇サウンドノベルゲーム。

「仇討ちこそ!我が悲願!」


【シナリオ】

この作品プレイ前、自分の忠臣蔵に対する知識は

・仇討ちしたのが赤穂浪士、討たれたのが吉良。
・仇討ち当日雪が積もっておりそれにより足音が消され、奇襲に成功した。

くらいで全然ありませんでした。(なんで2番目はこんなピンポイントで知識持っているんでしょうね( )

ですがそのおかげで、次に何が起こるのか全く分からず歴史を学ぶつもりで作品を楽しめたように思います。

ゲームクリアしてからWikipedia忠臣蔵を見ると、かなりこの作品は史実に忠実でびっくりしました。


シナリオは1〜5章に分かれており、それぞれで主人公の立場が違って別の立場では見えなかったものが見えたりと退屈しませんでした。
1〜3章は評判通り熱くとても楽しめました。
4章は退屈と言う人もいましたが、自分は忠臣蔵に対する様々な見方を提示され考察しがいがあり面白かったです。
5章はまあ・・・楽しかったけど他が良すぎた。

【CG】

立ち絵のバリエーションが多くていいね。
戦闘中の刀の刃こぼれや服装の汚れなどの細かい演出。
ワンシーンでしか使わないようなものでも立ち絵用意してあり、製作者の作品への愛が感じられます。

【キャラ】

ヒロインの中では安兵衛と主税が可愛い。
主税の一途さときたらもう・・・

それ以外だったら新八最高。
ヤンデレは至高。

かっこよさだったら郡兵衛、数右衛門。
「この槍の郡兵衛、お前等ごときが斬れるほど甘くねえぞ?」
には痺れる。

【音楽】

BGMは日常は普通だが、戦闘シーンでの曲はどれも合いテンションを上げてくれた。
特に「BGM-0015」。
OPはムービーのかっこよさと合わさって結構いい。

【システム・演出】

上にも書いたように立ち絵の演出が素晴らしい。
また、戦いにおいての刀の表現とかも躍動感あってよかったです。

【総合】

」さん作「ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-
忠臣蔵を知らなくてもしっかり楽しめました!
体験版が1章まるごとプレイできるみたいなので、興味がある人はやってみてはどうでしょうか?

【総合評価】

 (ABCDEの五段階評価)