ウィッチズガーデン 感想(レビュー)
〜Story〜
――“城壁”の向こうは、別世界。
本当に、そのとおりだ。
西洋建築で統一された街並み。
異国情緒あふれる、住民たちの服装。
「うん。あたしね、“魔女”なんだよ」
そして、下宿先の同居人が“魔女”だったくらいなんだから。
パレードのように、新しい毎日がはじまる。
この春、風城学園に入学した主人公・有馬洋輔。
彼を迎えたのは、日々観光客でにぎわうテーマパーク都市。
彼が出会うのは、三人の“魔女”と一人の“騎士”。
イベント盛りだくさんの胸躍る毎日は、
やがて少年少女たちを、また別世界へと連れて行く。
そう。
この気持ちの向こうは、きっと恋という名の別世界――
【シナリオ】
やってみるとわかりますが、世界観が非常に某「夢の国」を思い起こします。
まあそれは置いといて。
世界観が上に書いたとおりなので、非常に楽しい雰囲気で気分が明るくなります。
シナリオはキャラの魅力を引き出すことに重点を置いた感じでしたが、あえて言うなら純愛物の成長物語でしょうか。
ENDもすべて前向きで気持ち良かったと思います。
【CG】
さすがこ〜ちゃさん。
キャラかわいい。
「E-mote」はこ〜ちゃさんの絵柄だからこそあんなに合ったっていうのはあるよね。
【キャラ】
どのキャラも非常に魅力的でよかったです。
さすがキャラゲー。
1番は莉々子。
自分は容姿的には可愛い妹のような外見がいいけど、内面は姉のようなキャラが好きというめんどくさい趣味をしてますが莉々子はそれをきちんと満たしてくれて大満足です。
【音楽】
BGMは「ういんどみるOasis」の前作「祝福のカンパネラ -la campanella della benedizione-」を思い出すかのような明るく楽しい良い曲ばかりでした。
特に「真なる力ここにあり!」が好き。
OPは歌がテンション上がりすぎてやばい。
CD買って3週間くらいずっとこれしか聞かなかった。
【システム・演出】
なんといってもこの作品の一番の見所「E-mote」
「ウィッチズガーデン」は「M2」という会社が作ったモーションシステム「E-mote」が搭載されています。
“2DCG”が“3DCG”のように動くというものです。
これのすごいところは立ち絵での表現の幅が広がり、まるで生きているかのように表現することが可能だというところだと思います。
軽く例を挙げると、
・キャラの目線の動き
・セリフ途中に俯いたり赤くなり首を振ったりでの感情表現
・セリフを喋ってないキャラも動かしてそのセリフに対してそのキャラはどのような感情を抱いているかがわかりやすくなる
・文章で説明されないとわからないような細かい動き
・キャラを動かすことにより戦闘のリアリティが増す
軽く挙げただけでもこれほどあり、やはり他では味わえない臨場感があります。
下の動画は「E-mote」紹介PVです。
しかし紹介用PVは調整段階での動画なので動きが微妙に鈍かったりします。
これを見て興味を持ち「E-mote」をしっかり味わいたい人には体験版のプレイを強く推奨します。
【総合】
「ういんどみるOasis」さん作「ウィッチズガーデン」
やはり他では類を見ないシステム「E-mote」が素晴らしく、これだけでこの作品をやる価値はあると思います。
皆さんもエロゲの進化をその肌で感じてみましょう。
【総合評価】
B (ABCDEの五段階評価)