恋がさくころ桜どき 感想(レビュー)
【恋がさくころ桜どき】
〜Story〜
恋ができないおんなのこ
恋に興味すらないおとこのこ
そんなふたりが恋におちたら、世界はどう変わるんだろう
WANTED!!
季節は花時、桜どき。
出会いと別れと、木の芽どき。
美颯学園に通う2年生、浅葉悠真はこの日も憂鬱だった。
自分にかけられた、21000円(税込)の懸賞金。
とある仕事の手伝いで女子たちから恋の悩みを聞くようになった悠真は、
その面倒見の良さから自分が恋される側、
“恋の賞金首”として狙われることになってしまう。
彼が受ける恋の相談は様々だ。
嫉妬や浮気、切ないものからドロドロしたものまで。
多くの悩みを聞くうちに、悠真は恋に対して憧れを抱くことはなくなっていた。
ある日、そうした彼の元に謎の少女が現れる。
彼女は恋をしたことがない。
でも、それが素敵なことだって信じてる。
そんな少女の、ちょっぴりかわったおしごと。
恋をしませんか?
あなたの恋を叶えてみせます、
恋の妖精の名にかけて――
【シナリオ】
この作品においてどの√にもある後半シリアス、杏、ティナ√は納得できていいが美桜、夕莉√は納得できない場所多々&必要性が感じられなかった。こなみ√は前者ほどではないがまだシリアスの必要性も行動も理解できる。
それと美桜√は主人公が恋心を抱く過程があっさり過ぎて不満。今まで幼なじみとして接していたのに大したきっかけもなく恋心を抱くのは違和感でした。幼なじみのシナリオ展開って一番そこが肝になると思うんだけど・・・
でももちろんイチャラブは良かったです。少ないけど。あとこなみ√の主人公流されっぱなしで評判良くないけど序盤は割と好きな展開でした。
【CG】
自分は絵師さんの同人誌やグッズを全然買いませんが、唯一大量に買っている大好きな絵師である和泉つばすさんが原画をやっているため非常に見ていて楽しめました。これのために買ったからね。
SDCGは可愛いけど、これメイン原画が描いた方がよくない?って場面まで描かれていたのが残念でならない(eco*さんのせいではないが)。
【キャラ】
杏が甘えさせてくれてすごくいい。それとティナちゃん可愛い。
【音楽】
BGMはシリアスシーンで流れるやつが重すぎて微妙にあってないんじゃないかと思う場面が。他はよかったけど。特に「恋さくミライ-Piano Ver.-」。
OPはアップテンポかつ明るい感じで元気になりますね。グランドOPは作中での使い方があまりうまく感じられなかったな。
【システム・演出】
バックログが短い、バックログジャンプがないのが不便に感じました。特に前者は割と致命的に感じた。
【総合】
「ぱれっと」さん作「恋がさくころ桜どき」
元々シナリオには全く期待してなかったので予想通りの出来といえばそうですが、やはり残念でしたね。エロゲは絵も大事だけどそれ以上にシナリオが大事というのを実感させてくれるような作品でした。
【総合評価】
C (ABCDEの五段階評価)