ナツユメナギサ 感想(レビュー)
【ナツユメナギサ】
〜Story〜
舞台は常夏の街、臨海副都心『hope』
ヒマワリと夏の花が街中に植えられ、美しい蝶のような妖精が舞い、
ときどき、野良ペンギンが街中を歩く不思議な人工島。
白波学園2年生『渚』は、街の浜辺に流れ着いた、
過去を持たない少年。
真夏のクリスマスを1ヶ月後に控え
のんびりとした日々を過ごしていた渚は、少女達と出会う。
やがて記憶の向こうにいる大切な人と、
真実の自分の姿を見つけていく。
君がいた夏。君がいない夏。君といる夏―――
3つの異なる夏を過ごしながら…。
臨海合宿をしたり。気になるあの子と無人島に流されたり。
水着姿でみんなで騒いだり。
そんな、淡いノスタルジーを通して、
長い夏の果てにたどりつくのは、一体どんな記憶だろう。
【シナリオ】
萌えゲーの皮を被った泣きゲーチックなシナリオ。
と言ってもキャラは立っており、序盤はその可愛さにやられる。
常夏の島や蝶の形をした妖精、野良ペンギンなど世界観もいい。
個別√で伏線を張り、最後のナツユメ√で回収する形(一部ユーザーに投げる伏線有り)。
ナツユメ√はもちろん個別√(特に羊√)の出来もかなり良く、ラストは感動させてもらいました。
また考察の余地が結構あり、プレイ後こそ楽しめるという人も多そうです。
【CG】
少し古い作品だから解像度は低いけど、原画が可愛い。
【キャラ】
羊が可愛すぎて生きるのが辛い。
次に歩かなー。
幼馴染もいいけど、後輩もいいね。
【音楽】
BGMは印象に残るのが多かった。
「愛してると言ってやる」が大好き。
OPはこれぞ夏!という歌詞で爽快感を感じさせてくれてよかった、いい曲。
またゲームクリア後に聴くと深い歌詞だったことに気づかされるのも好印象。
【システム・演出】
妖精が綺麗でふわふわしてて可愛かった(小並感)。
【総合】
「SAGA PLANETS」さん作四季シリーズ第2弾夏作品「ナツユメナギサ」
四季シリーズと言っても世界観などがつながっているわけではないのでこの作品のみをプレイしても大丈夫です。
完全なハッピーエンドではないので人を選ぶとは思いますが、キャラも可愛いしシナリオも感動できたので是非多くの方にプレイしてもらいたいです!
プレイ後に考察してどういう背景なのか想像するのも楽しいですよ!
【総合評価】
A (ABCDEの五段階評価)