すきま桜とうその都会 感想(レビュー)

【すきま桜とうその都会】

〜Story〜

「すきまざくらを抜けると、そこはうそつき達の都会でした」

今はもう冬だというのに――無機質な都心の谷間から、それは伸びていて――
オフィスビルの谷間から、桜の枝が伸びていた。
完成したばかりのスカイツリーを見上げられるオフィスビルの合間の路地。
そんなすきま桜の向こう側に、その都会はあった。

『うそつき』しか入ることが出来ない、『桜乃』と呼ばれる都会。
高いビル群を国境とした幻想的な都会に、主人広である優真と
妹の咲良が迷い込んで来るところから物語は始まる。
それまでの冬の都会は一変して春の街並みに。
桜の花が覆う空と、そこから差し込むピンク色の兆しと。
まるで、うそみたいな光景だった。

その都会にある桜乃学園の寮長を務めているという音々の誘いで、
さくら荘に住まうことになる2人。そこで出会う寮に住まう女の子たち。
そして始まる学園生活。そんな桜乃での生活の中、『うそを本当にする』
という不思議な女の子の噂話を聞いた優真は、あるうそを本当にするため、
寮の女の子たちと桜乃を探索することになる。

――お姫様気取りの妹、咲良。
――記憶喪失の幼馴染み、花珠。
――ハイテンションなお馬鹿娘、ちょこ。
――不思議な和服少女、鈴。

それは、優しいうその、物語。


【シナリオ】

すごく丁寧に優しい雰囲気作りがされています。
この作品で取り上げられている“うそ”は、他人を思いやる優しい人がつくうそのことです。
プレイしていて、うそについて考えさせられました。

うそを嘘と書かないところにも好印象。

【CG】

あまり好みの原画じゃないはずなのに、なんか見てると好きになってくる。
線、塗り共に優しい印象を与えるからだと思う。

【キャラ】

ちょこが一番好き!
しかし元気っ娘は安定して好きになれるけどだいたい自分の中で2〜3番目に好きなのに、ちょこはすごく好きになれたな。
多分ちょこがオタクだからだと思う。

【音楽】

BGMは世界観を演出する優しい音色が多かった。
OPは声きれいだねー。

【システム・演出】

演出が少ないわけでもないし、きっちり作品に合うよう作られてたと思う。
印象に残ってるのは少ないが;

【総合】

propeller」さん作「すきま桜とうその都会
優しい雰囲気の作品なので、癒されたい人にお勧めです!

【総合評価】

B (ABCDEの五段階評価)