DRACU-RIOT! 感想(レビュー)
〜Story〜
『脱童貞!』(それでも素人童貞です)
構造改革特別区 海上都市―――『アクア・エデン』
カジノや風俗などが合法となった日本で唯一の、特別な島。
その島に、大きな目的を掲げてとある学生は訪れる。彼の目的は『童貞を卒業すること』だった。
そんな彼の友達でもある主人公――六連佑斗は、大それた目的のことなど知らぬまま、
友達とのただの旅行を楽しむために海上都市を訪れる。
その都市で、佑斗は誘拐事件を目撃!
見過ごすことはできないと、その誘拐事件に首を突っ込んだ佑斗は
――なんと“吸血鬼”となってしまうっ!!
吸血鬼となった佑斗は本土に戻ることができず、海上都市で暮らすことに……。
しかしそれは、これから始まる物語のほんの入口にしか過ぎなかった。
真夜中に授業が行われる学院に、
月夜を闊歩するクラスメイト(※吸血鬼)たち。
これまで体験したことない常識外れな大騒動に胸を躍らせていく。
そうして、吸血鬼と人間が共生する海上都市で、
甘く切ない夜の物語が幕を開けるのだった――
【シナリオ】
吸血鬼物として既存の設定を踏襲しながらも、しっかりと練り込まれていたので、新しい吸血鬼モノみたいな感覚でした
特に血を吸ったあとは各キャラ個別の超能力が使えるようになるというのは厨二設定好きな自分としてはテンション上がりましたね
まあ、シナリオに超能力バトルはないのだけどw
シナリオとしてはちょくちょくシリアスを挟みながらもそれは重すぎず、基本は萌えゲーといった感じ
テーマは「人間と吸血鬼の共生」でしょうか?
これを描くことによって差別なんかも自分は少し考えさせられました
ヒロインそれぞれ立場が違うので攻略するヒロインによって見えてくるものが違うというのはやはり面白かったです
ただこういう設定だったら、吸血鬼と人間の関係を追求するTRUEルートが欲しかった
【CG】
原画のむりりん&こぶいちさんの絵も可愛いし、個人的にはSD原画のこもわた遙華さんが描いた絵が可愛すぎる!
立ち絵やCGが会話の途中で動くことも素晴らしい!
あと表情&CG差分多すぎw
【キャラ】
見た目的には梓一択だが………性格的には美羽、シナリオ補正で莉音!><
良さ書こうとしたらネタバレになりそうだからやめとくけど
それとな・・声優が・・・ええんや・・・・(至福)
【音楽】
BGMは普通・・・なんだけど、これだけほかの要素がいいとここが普通っていうのが逆に浮いちゃうね
全然悪くないし雰囲気を壊したりもしてないのだけど、もっと印象に残るようなBGMを聞きたかったというのが本音
OPは歌もそこそこテンション上がるし、何よりフルアニメなのが凄すぎる
【システム】
標準的なものはそろっていて、かつこのゲームにしかないものもあった
それは出すときの場所を中か外かをいちいちそのシーン中に選ぶのではなくコンフィグでどっちに出すかを設定できるということ
選択肢が出ないのでテンポが乱れないという点ではいいですが、差分回収するのを忘れやすくなるのには注意
【総合】
YUZUSOFTの前作「のーぶる☆わーくす」がかなり高評価だったせい(おかげ?)で、「DRACU-RIOT!」が比べられることになり、世間での評価は良作ではあるんだけど前作よりは劣っていてシリアス部分が少し邪魔という評価に落ち着いている本作
自分はこの程度のシリアスはむしろ大好物なので「のーぶる☆わーくす」より楽しめました
基本は萌えゲーなのでキャラを気に入った人は買って損はないだろうし、むりりん&こぶいちさんの絵が好きという人が買ってももちろんいいと思います
【総合評価】
A (ABCDEの五段階評価)