七つのふしぎの終わるとき 感想(レビュー)

【七つのふしぎの終わるとき】

〜Story〜

明治時代に創立、少人数全寮制のリベラル・アーツ教育の伝統が今も残る場所、時ノ台学園。
進藤智はそんな学校に入学し、ごく普通の毎日をすごす少年だった。
しかし、智には秘密があった。それは祖母から譲り受けた、時間をコントロールする力を持つ時計を持っていること。
智は時計を活用することで、楽しく効率的な学校生活を送っていた。

あるとき智は、学校に存在する七不思議と時計との間に関係性があることを突き止める。
七不思議に対応した七つの時計――時計を手に入れれば、時間を操る様々な力が使えるようになるかもしれない。
興味を持った智は、放課後になると、七不思議の生まれた場所であるとされる旧校舎を探検するようになった。

探検をする中で、智と同じく時計を持つ者や、何代も前の卒業生から七不思議を調べる伝統を受け継いだ新聞部など、ただ学園に通うだけの毎日ではすれちがっていた少女たちと出会う。

友人たちとの探検の結果、智たちは七不思議の1つの正体を突き止める。
過去でも現在でも未来でもない、時間の止まった空間――そこに和服姿の少女が眠り続けていた。
少女は時間を操る力を持っていたが、自分の力を七つに分割して時計に封じ込めたことで、力を失っていた。
少女は智の時計の力によって、過去から現代で目覚めてしまい、元の時代に戻れなくなってしまったらしいが……。

時計をすべてそろえ、本来の力を取り戻せば少女は元の時代に戻ることができるとわかり、智たちは七不思議の謎に挑んでゆく。


【シナリオ】

七不思議に対応した7つの時計を集めることを目標にしたシナリオ。
そして個別√などではった伏線はTURE√で回収。

誰がどの七不思議でどんな時計の能力を持っているかが徐々に分かっていくのがすごく面白かったです。

ただ、頭の中整理しながら集中して読んでないとわけわからなくなりそうでしたw

【CG】

好みの絵ではないけど、作風にあった絵柄なのがよかった。

以下公式HPより。

頭突き――止山ふみの額が俺の鼻っ柱に叩きこまれた。

【智】
「んんっ!?」

可愛らしい声とは正反対の衝撃に、俺は膝が折れそうになるのをこらえようとした。
けれど、足首に真横からの衝撃が来た。

【智】
「ぐっ!?」

足払いされたと理解することもできずに倒れてしまう。

【ふみ】
「てい」

今度は右手に軽めの痛みを感じたと思ったら、手から携帯電話がはじき飛ばされた。

【ふみ】
「これでよし、と」

俺の手を蹴飛ばした上履きがゆっくりと床を踏む。
携帯電話はエアホッケーみたいに床を滑って、すぐ側の壁にぶつかって止まった。

【ふみ】
「さてと、話の続きをしてもいい?」

【キャラ】

ふみが好き。
あーいう強気な女の子っていいよね。
次点で深咲。

【音楽】

BGMは印象に残る曲なかったなー。
OPも評価高いけど俺には合わなかった。

【システム・演出】

システムは不便に感じず、フレームデザインを変えられるのはすごいと思った。
また全体的に時計とカメラを基調にしたデザインが施されており、かなり凝っていて力を入れているというのが感じられた。

【総合】

etude」さん作「 七つのふしぎの終わるとき
キャラ萌えは少ないですが、七不思議で展開される謎解き要素に興味がある方はやってみてはいかがでしょうか。

【総合評価】

C (ABCDEの五段階評価)

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